ノロウイルスと牡蠣

■ノロウイルスとは

かつて小型球形ウイルス(SRSV)と呼ばれていたもので、1968年にアメリカ合衆国のノーウォークで胃腸炎の大流行を引き起こし1972年に正式に命名され たウイルスです。
日本では、腹の風邪、腹風などと呼ばれていましたが良く正体がわからなかったものです。
冬に多く発生する食中毒で潜伏期間2日程度、症状2日間程度の下痢と嘔吐を起こします。
感染の原因は特定はできないのですが、牡蠣や二枚貝の生食を好む地域に多いことがわかっています。
研究が遅れたのは腸の中で増えるので培養が難しくて研究する手立てが少なかったためだとされていました。

■ノロウイルスと牡蠣

かつて日本では牡蠣を食べる場合酢で殺しておけば大丈夫だと迷信があった時代がありました。
そのうえでレモンをかけておけば絶対に安心だと信じられてきたのです。
ところがノロウイルスはバイキンではなく無生物のウイルスですから、 酢とレモンでは効果が期待できなかったのです。

牡蠣は加熱処理用のものと生食用の処理が施されたものがあり、現在は生食用の牡蠣業者が努力を重ねた結果衛生面が向上したので過去のように牡蠣の生食によると思われるノロウイルスの感染は減ってきています。

■それでもノロウイルスが心配だ

もっともな話です。とても腹がいたくなりそうですからね。しかし、ノロウイルスを体内に取り込まないようにする方法はありますよ。
それは加熱処理です。
温度85℃以上で1分間以上の加熱もしくは、塩素濃度200ppm以上の散布でノロウイルスは無力となります。
また、手指やまな板をよく石鹸や洗剤などで洗うことで流水といっしょにウイルスを流しきることは可能なのです。
家庭で牡蠣に塩素濃度200ppm以上の散布をするわけにはいかないですから、結論として加熱処理して調理道具や手指はよく洗っていただくことになります。
残念なことに食品を全てのバイキンやウイルスから遠ざけることはとても困難です。取り扱いやすい豚肉や鳥肉にも食中毒の原因は多く含まれています。焼き鳥屋でよく焼かれた鳥肉であっても漬けたれの中に食中毒菌が含まれていて感染することもあります。

加熱処理をしましょう

■加熱処理すれば安心です

牡蠣や貝の生食はリスクがある事をよく認識して加熱処理をしましょう。 また、料理店主の方は、生食のリスクをよく承知して加熱処理していただきたいと思います。

当店の商品は備前保健所の合格基準を満たしております。

■ お届け致します商品はご注文頂いてから水揚げしたものをその日のうちに発送いたしております。
■ 当店の商品は備前保健所の合格基準を満たしております。
■ 特別な加工処理は致しておりません。
■ 自然の海水で育った生ものです。
■ 身体に有害な物は含まれておりません。
■ 加熱処理して新鮮なうちにお召し上がりください。

お召し上がりになり始めるととてもおいしいですよ^^

焼き牡蠣
 
焼き牡蠣の醤油味

サイドメニュー


inserted by FC2 system